悩めるエンジニア
「転職活動をしているけど、いまいち転職理由がまとまらない・・・他の人はどんな理由で転職してるのかな?転職面接でしっかり答えられるようにしたい!」
この記事ではこういった悩みに答えます。
転職活動をしているエンジニアの方で、転職理由をどうしたらいいのか悩んでいる方はいませんか?
転職する理由は人それぞれですが、転職活動を進める上で「転職理由」が自分の中で明確になっていないと、面接での印象も薄くなってしまいがちです。
また、単純に転職理由を明確にして置かないと自分がどんな目的で、何を求めて転職しているか分からないので、転職活動自体うまくいくはずがないですよね。
そこでこの記事では、転職活動中のエンジニアの方に向けて、エンジニアの転職理由の実態や、転職理由を聞かれた時にどう答えればいいのかについて解説していきます。
目次
【年代別】エンジニアの転職理由ランキング

エンジニアが転職する理由は人それぞれです。
この記事を読んでいるあなたも、働いているうちに会社への何らかの不満があり、転職を決めたはずです。
しかし、実際どんな理由で他のエンジニアが転職をしているのか、普段あまり聞くことが無いので、非常に気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、2018年にパソナテックが集めたデータを元に、エンジニアがどんな理由で転職をしているのか、年代別にまとめました。
20代の転職理由
順位 | 理由 |
---|---|
1位 | 業務内容が合わない |
2位 | 福利厚生が充実していない |
3位 | 給与が低い |
20代の転職理由のベスト3は以上のような結果になりました。
理由の1位としては、「業務内容が合わない」という理由がダントツで多く、それに続く2位の「福利厚生が充実していない」、3位の「給与が低い」は僅差でした。
20代での転職は、最近ますます盛んになってきていて、「第二新卒」という言葉も使われるように、新卒で入った会社を2、3年でやめて転職するケースや、20代後半でキャリアを考えて転職するケースなどが多いです。
若いうちに、「自分がやりたいことは何か」と考え、今の職場よりもキャリアアップに繋がる業務を期待して転職する傾向が見られます。
特にエンジニアは、入っている会社によって業務スキルの幅にも差が出てきてしまうので、より成長できる環境で勝負することを臨む20代らしい結果となっています。
30代の転職理由
順位 | 理由 |
---|---|
1位 | 給与の低さ |
2位 | 人間関係が劣悪 |
3位 | 福利厚生が充実していない |
「働き盛り」と表現される30代は、給与の低さを理由に転職する人が多いようです。
30代に入ると、ライフステージが変化し、結婚して家庭を持つ人が増え出すことから、子供や配偶者との将来を考えて、より給与の高い会社に入ることを目的にする方が多いようです。
また、他の世代になかった顕著な特徴としては、「人間関係」が2位にランクインしているというところです。
30代になると、キャリアも中盤に差し掛かり、中間管理職を任させることが増えるため、後輩や部下を持ち、マネジメントする立場になる人が多いです。
部下をマネジメントしつつ、上からの期待にも応えなければならないというプレッシャーもあり、人間関係で疲れてしまう30代が多いようです。
40代/50代の転職理由
順位 | 理由 |
---|---|
1位 | 給与の低さ |
2位 | 業務内容が合わない |
3位 | 人間関係が劣悪 |
40代/50代になると、より顕著に給与を求めて転職する傾向があります。
この年代は、企業でも相当責任を背負うことが多くなり、管理職やマネージャー職につくようになる方が非常に多いです。
管理職クラスになると、企業から求められる責任も大きくなってくるので、自分の業務内容に見合った額をもらえず、不満に思い、転職を考えるきっかけとなるようです。
また、2位に「業務内容が合わない」がランクインしている理由も、この年代になると、開発の技術力よりも、組織をまとめられるマネジメント力が求められるようになることに起因しています。
こういったことが原因で、会社から求められることと、自分のやりたいことの違いに悩み、転職することもあるようです。
転職理由を聞かれる理由って?

転職活動をする上で、転職理由は非常に重要です。
転職理由を伝えることで、なぜ自分が前職を離れたのか、それを踏まえた上で、どうして入りたいのかを明確に示すことが出来ます。
転職理由を聞く理由は、「応募者との認識のミスマッチを防ぐため」です。
転職をするということは、前職の仕事に何らかの違和感を感じて、「もっとこういう会社がいい!」という願望を持っているはずです。
企業側としては、少しでも自社のために成果を残してくれて、長く働いてくれる人材を求めているため、「自社に合っているかどうか」という部分も重要視しています。
せっかく転職してきても、応募者側と企業側の認識が異なってしまうと、お互いにとってデメリットです。
転職理由をきっちりと答えることが出来ず、考えが浅い人は、面接での評価は低くなってしまうので、転職理由は必ず固めておくことをおすすめします。
転職理由を聞かれた時にNGな答え方

転職活動をしているエンジニアの方の中には、転職理由を聞かれた時に「私がぜ転職しようと思った理由は、前職の〇〇が合わず、給与も悪かったからです!」と答えてしまう方がいます。
しかし、先ほどもお伝えしたように、企業が聞きたいのは、「前職で何を感じて、自社に何を求めて、どんなことがしたくて入りたいのか」ということです。
転職理由を聞かれた時に、一方的に前職の欠点を伝えても、それは退職理由であり、転職理由ではありません。
転職理由は、「ポジティブな理由を言うべき」とよく言われますよね。
ネガティブな話はマイナス評価になってしまいかねません。
こちらから、一方的に退職理由だけ伝えても、採用担当者が本当に聞きたい「転職理由」を伝えることが出来なくなってしまいます。
転職理由を聞かれて退職理由だけを答えてしまわないように、「なぜ前職を辞めたのか」だけではなく、「転職したら何がしたいか」、「どんなことに力を注ぎたいのか」にフォーカスして答えるようにしましょう。
エンジニアが面接で使える転職理由の作り方と回答例

では、ここからは具体的に、どうやって転職理由を作ればいいのかについてや、理想的な回答例を解説していきます。
転職理由を採用担当者に魅力的に伝えるためには、以下のような手順で理由を組み立てていきます。
1. 職場の労働環境が劣悪だった場合
職場の労働環境が劣悪だった場合、つまりブラック過ぎて、心身とも疲弊してしまったために転職した場合は、以下のように組み立てます。
「前職がブラックだったから」という理由は、ネガティブ要素しかありませんが、「開発に対する熱はある!」ということを加えると、仕事に対して意欲的であると判断されます。
2. 技術的に新しいことをやりたい場合
技術的に新しいことをやりたいというのは、非常にポジティブな転職理由になり得るので、採用担当者に非常に良い印象を与えやすいです。
このような理由であれば、行きたい会社を絞り込む場合にも非常に簡単に絞ることが出来るので、とても便利です。
技術的に新しいことをやりたいという理由は、技術の習得にも非常に意欲的であるというアピールにもなるので、積極的に伝えるようにしましょう。
3. 自分のキャリアに不安がある場合
自分のキャリアに不安があるというのは、自分の将来を見据えて仕事をすることが出来ているという評価にも繋がるので、効果的なアピール材料です。
エンジニアといえど、会社によって任される業務の幅はそれぞれなので、キャリアの広げ方によっては、将来の自分の市場価値も異なってきます。
自分のキャリアに不安を抱えて転職する場合は、以上のように理由が組み立てられると良いでしょう。
4. 事業やサービスに憧れがある場合
これは、特に事業会社で働いた経験の無い方に非常に多いケースです。
事業会社以外での業務しか経験がなく、サービスに憧れがある場合は、サービスの魅力なども詳しく伝えられると、「熱を持って自社を受けてくれている!」という印象を与えることが出来ます。
転職理由が明確なエンジニアは転職の満足度が高い?

一般的に、転職理由が明確なエンジニアほど、転職に関する満足度が高いと言われています。
自分自身で転職理由が明確に出来ていないということは、自分がなぜ転職したいのか、また、転職先に何を望んでいるのか分かっていない状態で転職するということです。
そんな状態で転職して、いい結果にならないのは当たり前ですよね。
もちろん、転職理由が明確になっていたからといって、必ず全員満足かと言われたらそうではないかもしれません。
しかし、しっかり考えた結果であれば、多少の不満はあっても、自分が望んだ職種や業務につける確率は上がります。
転職理由が曖昧な状態で転職した場合と比べて、プラスになることは明白でしょう。
満足のいく転職をするためにも、自分と向き合って、きっちり転職理由を明確にしておきましょう。
まとめ
今回は、エンジニアが転職する理由と転職の面接で使える回答例などについてご紹介してきました。
技術職であるエンジニアは、各年代でキャリアチェンジのチャンスがあるため、とても転職しやすいというのが大きなメリットです。
これから転職を考えているエンジニアの方は、本記事を参考にして転職理由を考えてみてください!
転職・就職におすすめのスクール
-
DIVE INTO CODE
DIVE INTO CODEは、エンジニア界隈からも信頼が厚く、「悪い評判を聞かない」ことで有名なプログラミングスクールです。非常に実践的なカリキュラムが特徴的で、就職サポートの充実度もダントツの人気があるプログラミングスクールです。
-
ポテパンキャンプ
ポテパンキャンプは、渋谷に教室を構える、自社開発企業のみを就職先企業として紹介しているプログラミングスクールです。完全選抜制度を採用しているため、誰もが受けられる訳ではないですが、学習の質は、「現場レベル」と賞賛されるほど、素晴らしいです。
-
RUNTEQ
RUNTEQは、2018年からスタートした新進気鋭の優良プログラミングスクールで、非常に良質なカリキュラムと少数精鋭の学習スタイルが人気を呼んでいるプログラミングスクールです。
評価 おすすめポイント 新進気鋭の優良スクール 特徴 超実践的カリキュラム RUNTEQは、2018年からスタートした新進気鋭の優良プログラミングスクールで、非常に良質なカリキュラムと少数精鋭の学習スタイルが人気を呼んでいるプログラミングスクールです。カリキュラム内容の割に価格も低く、本気で学びたい全ての人におすすめです。
コメントを残す