
「未経験からエンジニアになりたい!」
「でも実際、エンジニアってどうやったらなれるんだろう?そもそもエンジニアってどんな職業なのかな?」
「プログラミング完全未経験の僕でもエンジニアになれるのかな?」
この記事では、こういった疑問に答えます。
近年、機械学習やAI、AR/VRといった単語を聞く機会が多くなり、こういった最先端の技術を開発するエンジニアの需要は増しています。
「なんだか響きがカッコ良い!」「パソコン一台で仕事をしている姿がおしゃれ!」といったイメージから、20〜30代で未経験からエンジニアに転職したい!という方も多いです。
結論から言うと、未経験の方でもエンジニアとして転職することは十分に可能です。
ただ、未経験の方の場合、エンジニアという職業自体理解していなかったり、未経験からどのようにして転職したら良いのか分からない方が多いですよね。
エンジニアとして転職する上で基本的な情報を理解していないと、望んでいるキャリアパスを描けなかったり、ブラック企業に入れられてしまう可能性もあります。
そこで、この記事では、未経験の方に向けて、未経験からエンジニアとして転職するためにすべき5つのことをご紹介していきます。

元プログラミングスクールで働いていた僕の目線から、未経験からエンジニアに転職したい全ての人に向けて解説しているよ!
これからエンジニアになりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてね!
目次
エンジニアはどんな仕事か?

この記事を読んでいるあなたは、そもそもエンジニアがどのような職業であるか、きちんと理解できていないはずです。
実はエンジニアの職種には、大きく以下の4つに分けられます。
- フロントエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
- テストエンジニア
フロントエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、Webサイトの見た目の部分を実装するエンジニアのことで、ユーザーとWebサイトが接する部分を作るのが仕事です。
主にHTML/CSS、JavaScript、PHPなどの設計をしたり、WordPressなどのCMS構築のデザインやカスタマイズを行う人のことを指しています。
Webサイトをおしゃれに見せたりすることで、ユーザーが見やすいようにデザインしたりするため、デザイン面でのセンスも重要視されます。
サーバーサイドエンジニア
具体的には、データベースと画面を繋げるコードを書くエンジニアのことです。
サーバーサイドエンジニアが使う言語は、Java、C、C++、Ruby、Pythonなどで、一般的にプログラミング言語と呼ばれる言語を用いて仕事をします。
具体的な仕事内容としては、システムの設計や開発を行い、ECサイトやブログ、Webサービスなどタイムリーに更新や動作が必要なものの、システム側のコードを書いています。
インフラエンジニア
インフラエンジニアとは、Webアプリが動作する環境を整備し、サーバーサイドエンジニアが円滑に仕事を行えるようにサポートする重要な役割です。
インフラエンジニアは、システムのネットワーク周りを構築するネットワークエンジニア、サーバーの構築をするサーバーエンジニアのことを総称して呼ばれる呼称です。
>>関連記事:ネットワークエンジニアに転職する方法!未経験からも転職は可能?
インフラとは、「Infrastructure(インフラストラクチャー)」に由来していて、土台や基盤といった意味があります。
ネットワークを設計したり、データベースを構築したりと、システムの「土台」を整備することがインフラエンジニアの仕事です。
テストエンジニア
テストエンジニアは、システム開発における様々なテストを行うことで不具合を発見するエンジニアのことで、別名「テスター」とも言います。
テストエンジニアになると、ほとんどコードらしいコードを書くことはなく、エラーやバグがないかなどのチェックを行う一連のテスト業務のみが仕事となります。

>>関連記事:テストエンジニアの仕事内容・年収!将来性が無い・つまらない?
このように、エンジニアといっても、様々な種類のエンジニアが存在しており、どのエンジニアになるかによって、あなたの将来が決まってくるといっても過言ではありません。
自分はどんなエンジニアになりたいのか、転職する前にしっかりイメージしておくようにしましょう。
エンジニアの平均年収について

未経験の方だと、「エンジニアって給料高いんでしょ?」といったイメージを持って、エンジニアを目指している方が多いですよね。
エンジニアは、技術職なので、技術力や働いている会社次第で平均年収は大きく異なってきますが、平均年収は比較的に他の業種と比べても高い傾向にあります。

当サイトでは、厚生労働省の賃金構造基本統計調査の2019年に更新されたデータから平均年収を計算し、以下のようにエンジニアの平均年収を算出しました。
プログラマー(PG):468万円
システムエンジニア(SE):580万円
平均的な日本の給与所得者の年収が432万円であることを考えても、エンジニアの年収は比較的に高いことが分かります。
これは、エンジニアの需要が今後も伸び続ける可能性があることに起因していて、業界全体の給与水準が高くなっていることも、エンジニアの年収が高い理由の1つです。
エンジニアの平均年収については、以下の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
>>関連記事:【2019年最新版】ITエンジニアの平均年収!1000万円は目指せる?
転職する前に考えて欲しいエンジニアの適性について

未経験からエンジニアへの転職を考える前に、しっかり立ち止まって考えて欲しいことがあります。
それは「エンジニアが自分に向いているかどうか」についてです。
実は、プログラミングには優秀なエンジニアと平凡なエンジニアとでは、生産性に10倍以上もの差があるという非常に残酷な真実があります。
情報系の大学や専門学校に通っていた人は、課題をすぐにクリアしてしまう人とそうではない人の差を感じたことがあるはずです。
しかし、これまで全くプログラミングに触れて来なかった人は、この感覚が分からないため、仕事を始めてから「やはり自分には合わない、面白くない・・・」と感じてしまうこともあるのです。
もし、新卒で入社したのであれば、まだ若いため転職のチャンスがあります。
しかし、既に何年か働いていた20代後半〜30代前半の方の場合、もう一度キャリアチェンジする余裕はあるでしょうか?
未経験でプログラミングに触れたことの無い方は、まず少しでも良いのでHTML/CSSやJavaScriptなどの簡単なフロントエンドの技術から勉強してみることをおすすめします。

実践してみると、だいたいの人は「自分は、エンジニアに向いてないな・・・」と思うか「楽しい!もっと勉強したい!」と思うはずだよ!
自分の適性を理解する為にも、まずはProgateや書籍などでプログラミングに触れてみることから始めよう!
未経験からエンジニアになるのに限界の年齢はある?

未経験からエンジニアになる年齢には、一般的に限界があると言われています。
具体的な年齢として、だいたい30代以上からエンジニアになる方は、サーバーサイドのエンジニアになることが難しくなってくると言われています。
エンジニア界では、「35歳限界説」というものが存在し、35歳以上になると、エンジニアとしてのキャリアはなかなか厳しくなると言われています。
エンジニアの限界年齢については、以下の記事で詳しく説明しているので、未経験からの転職が不安な年齢に差し掛かっている方は、読んでみてください。
>>関連記事:エンジニアが転職できるのは何歳まで?転職年齢に限界はある?
未経験から転職するならどんな会社が良い?

Web系の自社開発企業がベスト
Web系の自社開発企業とは、自分たちでサービスを作って、そのサービスを提供することで利益を上げている企業のことです。

みなさんが使っているサービスにも、メルカリやCookPad、Wantedly、Dropboxなど、色々なWebサービスが存在しますよね。
自社開発企業のメリットは、エンジニアに大きな権限が付与されているということです。
会社としてもエンジニアがいないとサービスを作れないため、エンジニアの存在は会社にとって非常に重要性が高いです。
また、SESや受託開発企業と違って、「お客さんから頼まれたものを開発して、その対価としてお金をもらう」というビジネスモデルでは無いので、就業時間の管理などもしっかりしています。
ホワイトかつ、優秀なエンジニアも多いため、スキルが身に付くという、エンジニアにとって至れり尽くせりな環境なのです。
しかし、自社開発企業に入るのは至難の技
しかし、自社開発企業は、多くのエンジニアも行きたがるため、現役のエンジニアとも採用枠を争わなければなりません。
現場での経験があるエンジニアと、全く未経験の人だったら、間違いなく前者を採用しますよね。
未経験の人が自社開発の企業に入るのは、全く無理という訳ではありませんが、なかなか難しいのが現実です。
転職先の企業を選ぶ際の指標
未経験から自社開発企業に入るのは難しいですが、自社開発企業に入らなければ、キャリアアップ出来ない訳では無いですし、受託でもスキルを積める企業は沢山あります。
以下では、なるべくブラック企業に入らないように、未経験の方が注意すべきポイントをいくつか挙げてみました。
- 会社の規模は50~100人くらい
- 資金調達もしっかり出来ている
- 経験のあるエンジニアも複数人いる
- 外部の技術顧問なども入れている
出来れば自社開発企業に勤めるべきですが、なかなか未経験で入るのは難しいため、受託開発も視野に入れて、上記の条件を満たしている企業がおすすめです。

最初に働く企業は、エンジニアとしてのキャリアをアップさせる上で非常に重要なんだ!
未経験から転職したい人は、慎重に選ぶようにしよう!
「未経験」かつ「ノースキル」からの転職はおすすめしない理由

当サイトでは、基本的に全くスキルが無い未経験の人が、転職サービスを利用して、いきなり転職することをおすすめしていません。
おすすめしない理由は、主に以下のような理由があるためです。
- ブラック企業に入ってしまう可能性が高い
- スキルアップが出来ずに給料が上がらない
ブラック企業に入ってしまう可能性が高い
「未経験OK」などの文句で募集している会社の中で、フロントエンジニアやサーバーエンジニアを採用したいと思っている企業は非常に稀です。
採用する側としては、全くプログラミングをやったことの無い既卒の人材を1から育てて、一人前のエンジニアに育てるのは非常にコストと時間がかかります。
それよりも、未経験でも出来る簡単な案件をやらせて、安い給料で働いてもらう方が会社としては利益が出すことが出来ます。
多くの場合、こういった企業はSESという業態で、客先に自社のエンジニアを派遣して利益を得ています。
SESはIT業界全体でも問題視されていて、不当な指揮系統で働かされたり、業務形態自体が法律に引っかかっているのでは無いかという指摘もあります。
SESについては、以下の記事で詳しく解説しているので、未経験の方でSESを知らない!という方は必ず読んでおいてください。
スキルアップが出来ずに給料が上がらない
先述したような会社に1度入ってしまうと、なかなかスキルアップが出来ないため、「給料が上がらない」「転職が出来ない」という状態に陥ってしまう可能性が高いです。
全く未経験の人材に任される仕事の多くは、先ほど紹介したテストエンジニアのような仕事がほとんどです。
テストエンジニアの仕事は、仕様書を元に、それをその通りにテストしていくだけで、全くプログラミングをすることが出来ないこともあります。
もちろん、そこから資格を取ったり、スキルアップして転職することも可能ですが、ブラックな環境で働きながらスキルを上げるには、相当な努力が必要です。

全くスキルの無い状態からエンジニアに転職すると、不利な状態からキャリアをスタートしなければならない可能性が高くなってしまうんだ。
未経験からエンジニアに転職する3つの方法
未経験からエンジニアに転職する方法には、以下の3つの方法が存在します。
- 転職エージェント/サイトを利用する
- 独学で学習して転職する
- 転職実績のあるプログラミングスクールを利用する
ここでは、それぞれの特徴や転職方法としての妥当性などを解説していきます。

自分の方法に合った方法を選択して、納得のいくキャリアを実現しよう!
転職エージェント/サイトを利用する
先述したように、未経験から転職エージェントや転職サイトを利用する方法は、当サイトではあまりオススメではありません。
未経験から転職する際に、こういった転職サービスを利用しても、いい企業に入れる可能性は少なく、いきなり実務に放り込まれてしまうことも少なくありません。
ただ、こういった転職サービスにはほとんど料金がかからないため、無料でサービスを利用することが出来るのは、大きなメリットです。
また、こちらもあまりオススメしていませんが、無料のプログラミングスクールを使って転職するのも1つの方法です。

無料のプログラミングスクールもおすすめしない理由は、無料のプログラミングスクールは危険?絶対に有料をおすすめする理由で詳しく解説しているよ!
いきなりエンジニアとして転職するよりも、経験を積んでから無料で転職出来るから、転職エージェントとか使うよりはおすすめかな!
独学で学習して転職する
2つ目は、独学でプログラミングを学習して転職する方法です。
実は、プログラミングの学習は、ほとんどのことがWeb上で調べれば出てくるため、全て独学で学習することも不可能ではありません。
実際に独学で転職した人も存在しますし、自社開発の企業に入社出来た人も中には存在します。
ただ、未経験の人がプログラミングを独学で学習する場合、挫折してしまう人が非常に多いです。
プログラミング学習は、エラーとの戦いなので、1つエラーが出た時にどうやって対処するか、ちゃんと解決出来るかが独学で挫折しないかどうかの鍵になります。

僕自身もSwiftを使ってアプリを個人開発をしてたことがあるから、独学のキツさも楽しさも分かる。
個人的にはと思うよ!近くにプログラミングに詳しい人がいて、いつでも聞ける環境があったら独学でも十分問題無い
完全独学からエンジニアに転職する方法は、以下で詳しく解説してるから、ぜひ読んでみてね!
>>関連記事:未経験からプログラミングを独学して就職するためにできる5つのこと
プログラミングスクールを利用する
3つ目は、プログラミングスクールを利用して転職する方法です。
当サイトでは、この方法を未経験からエンジニアに転職したいと考えている方に、1番おすすめしています。
全く知識が無い状態からプログラミングの学習をするのも、自分で解決する力や創造力がつくため、非常におすすめです。
しかし、その先の開発における見やすいコードの書き方や、設計の仕方などは、経験者からしか教わることが出来ないものです。
また先ほども解説したように、独学で学習する場合、学習途中で挫折してしまうことが非常に多いです。
その点、プログラミングスクールなら、近くにいつでも聞けるメンターがいるため挫折の可能性も減りますし、学習のスピードも格段に上がります。
現在プログラミングスクールの中には、転職サポートを行なってくれるスクールも多く、実際に優良企業に転職している人も多いです。
プログラミングスクールは確かにお金はかかりますが、学習の質、転職先などに大きく差が出てくるのは事実です。

効率よく学習して、転職したいならものすごくおすすめだから、僕はプログラミングスクールをおすすめしているよ!
ただ、プログラミングスクールも今いくつか問題を抱えていて、選び方を間違えてしまうと、大きく損をしてしまうことにもなる。
以下では、未経験からエンジニアに転職したい人におすすめのプログラミングスクールを、元関係者の僕の視点から詳しく解説しているよ!
プログラミングスクールの利用を検討している方は、ぜひ一度目を通してみてね!
>>関連記事:【元業界人目線】転職・就職におすすめのプログラミングスクール5選
まとめ
今回は、未経験からエンジニアに転職したい人に向けて、最低限知っておいて欲しいことを紹介してきました。
これからエンジニアになろうと考えている方は、最低限こういった知識はつけてから転職を考え始めると、転職の質も上がっていきます。

未経験から転職を考えている方は、このページに書いてあることをしっかり理解して、エンジニアへの転職活動を進めていってね!
転職・就職におすすめのスクール
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DIVE INTO CODE
DIVE INTO CODEは、エンジニア界隈からも信頼が厚く、「悪い評判を聞かない」ことで有名なプログラミングスクールです。非常に実践的なカリキュラムが特徴的で、就職サポートの充実度もダントツの人気があるプログラミングスクールです。
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ポテパンキャンプ
ポテパンキャンプは、渋谷に教室を構える、自社開発企業のみを就職先企業として紹介しているプログラミングスクールです。完全選抜制度を採用しているため、誰もが受けられる訳ではないですが、学習の質は、「現場レベル」と賞賛されるほど、素晴らしいです。
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RUNTEQ
RUNTEQは、2018年からスタートした新進気鋭の優良プログラミングスクールで、非常に良質なカリキュラムと少数精鋭の学習スタイルが人気を呼んでいるプログラミングスクールです。
評価 おすすめポイント 新進気鋭の優良スクール 特徴 超実践的カリキュラム RUNTEQは、2018年からスタートした新進気鋭の優良プログラミングスクールで、非常に良質なカリキュラムと少数精鋭の学習スタイルが人気を呼んでいるプログラミングスクールです。カリキュラム内容の割に価格も低く、本気で学びたい全ての人におすすめです。
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