転職を検討しているエンジニア
「TOEICのスコアを持ってるんだけど、このスコアって転職で有利に働くの?将来外資転職も視野に入れてるし、必要あるんだったらもっと勉強して、スコアを伸ばしたいな!」
この記事ではこういった疑問に答えます。
エンジニアとして転職を考えた時に、自分が持っている資格やスキルがどのくらい企業に評価されるのか、非常に気になりますよね。
結論から言うと、TOEICのスコアは、エンジニアのキャリアの選択肢を広げてくれる便利なスキルです。
企業によって評価基準は異なりますが、これから外資転職・海外就職を考えている方にとっては、TOEICのスコアはあなたのキャリアにとって間違いなくプラスに働きます。
この記事では、以下の内容について詳しく言及します。
- エンジニアが転職する上でTOEICを勉強すべき3つの理由
- エンジニアの年収とTOEICのスコアの関係
- 転職で評価されるためのTOEICスコアはどのくらい?
- TOEICのスコアを伸ばしたいエンジニアの方におすすめの勉強法
転職活動で、TOEICが必要なのかどうか知りたいエンジニアの方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
エンジニアが転職する上でTOEICの勉強すべき3つの理由

エンジニアが転職する際にTOEICのスコアが有利になる理由として、以下の3つが挙げられます。
1. 英語が出来るエンジニアは貴重だから
まず最初に英語が出来るエンジニアは、企業にとって非常に貴重であると判断されます。
グローバル化が進んでいる現在、IT企業はどの企業も海外への展開を視野に入れて活動しています。
日本は、今後深刻な少子高齢化社会になっていくと予想されていて、国内での市場は将来的には、どんどん収縮していくと言われています。
そういった問題を見越して、市場のより大きい海外市場へ目を向けることで、より大きな利益を得ることを目的としています。
IT業界で例を挙げると、LINEは東南アジアを中心にシェアを伸ばしていますし、他にもサイバーエージェントや楽天などの大手ITベンチャー企業が海外に進出しようとしています。
また、逆に日本に進出している外資系企業でも、エンジニアとして英語が出来る人材は非常に強く求められています。
2. 海外の案件も任せることが出来るから
海外に進出している企業の場合、海外からの案件を受ける場合があります。
大きい企業に限らず、現地に法人がある企業であれば、向こうのエンジニアとテキストやビデオチャットで、必ずコミュニケーションを取る必要があります。
英語が読み書き出来るエンジニアが社内にいれば、海外で起きたトラブルなどの対応も任せることが出来るので、非常に重宝されます。
3. 社内でのコミュニケーションも円滑になるから
今や外資系企業に限らず、ユニクロや楽天などのグローバル企業は海外の社内での英語でコミュニケーションを取るよう推進されています。
社内でのコミュニケーションが円滑になれば、仕事の進み方や生産性にも大きく影響が出てきますし、コミュニケーションが円滑になって損になることはありません。
TOEICでは、「Reading」「Writing」のスキルを計測していますが、エンジニアとして、テキストベースで会話したり、英語で書かれた仕様書を読んだりする時に非常に重要なスキルになります。
採用担当としても、社内でのコミュニケーションが滞りなく進められるエンジニアを求めているため、英語に力を入れている企業を志望しているなら、尚更TOEICは重要視されます。
TOIECのスコアが高ければ年収も上がるのか?

結論から言うと、エンジニアの年収とTOEICのスコアは直接的な関係はありません。
ただ、「TOEICの点数が高い人は年収も高い」というデータがあることは事実です。
以下は、転職サイト大手のDODAが、2012年〜2013年の間にTOIECのスコアと年収の関係をグラフにして表したものです。

400〜700点台までは、あまり変化が無いということが分かります。
しかし、「スコアなし」の人と、「900点台」の人の間では、150万円以上もの平均年収の差があることが分かります。
これは結果論的に、「TOEICのスコアが高い人は年収も高い」ということが言えますが、「TOEICの点数を上げれば年収が上がる」ということにはなりません。
しかし、必然的に「TOEICのスコアが高い=英語が出来る」ということの証明になります。
大手企業や高収益企業では、TOEICのスコアを募集要件として規定している企業もあります。
TOEICのスコアが高ければ、募集要件に「TOEIC〇〇点以上」と定義されている企業であっても、TOEICの点数が理由で応募出来ないということが無くなります。
また、同じくらいの技術力でTOEICを持っていない人と、ある程度のスコアを持っている人であれば、採用する側としても後者の方を採用したくなりますよね。
このように、TOEICのスコアが高くなれば、年収が上がりやすくなるということは言えるでしょう。
エンジニアが転職で評価されるにはどのくらいのTOEICスコアが必要か?

転職先の企業によりますが、エンジニアが転職で評価されるには、730〜900点くらいのスコアが必要です。
エンジニアは、普段からドキュメントを原文で読んだり、英語で書いてあるエラーコードを読みながら解決したりと、英語に触れる機会が多い職業でもありますよね。
普段から英語に触れていると考えると、だいたい平均的に600〜650点くらいのスコアがある人が大半です。(社会人の平均が600点前後)
600点は、だいたい英検2級程度と言われていて、高校卒業レベルの英語力です。
転職活動で、高校卒業レベルの英語力を持っていても、企業としてはあまり評価出来ませんよね。
730点で、英検準1級レベルなので、それ以上のスコアは評価対象になり得ます。
TOEIC 500~700点 | 評価対象にならない |
TOEIC 730~900点 | 英語が出来るエンジニアとして評価される |
また、企業によっては、昇進時にTOEICのスコアを必要とする企業もあります。
具体的には、730点以上を昇進時の課題として設けるところが多いので、昇進も考えているエンジニアの方はきちんと英語力をつけておく努力をしましょう。
実際に外資・海外転職に成功したエンジニアの成功事例

①シアトル滞舎路記(ブログ名)
参考 TOEIC 605点のエンジニアがアメリカで働くようになるまでには10年かからないシアトル滞舎路記こちらのブログでは、TOEICが605点だったエンジニアの方が、外資系に転職し、その後シアトルでエンジニアとして働くまでの過程を綴っています。
現在のTOEICスコアが、600点くらいの人で、将来的には外資系に転職を考えているという方は、非常に勇気を貰える記事になっているので、是非ともチェックしてみてください。
②はっちんさん
参考 英語できないエンジニアだけど外資系に転職してしばらく経ちましたタオルケット体操はっちんさんは、全く英語が話せない状態から、いきなり外資のスタートアップに転職したエンジニアの方です。
入社に到るまでの過程や、入社してからの苦労など、生きた情報が記載されており、若干特殊ではありますが、外資系に転職するとどうなるのか、事前に想像することが出来る記事です。
外資系企業に行きたいエンジニアの方は、こちらの記事で外資系企業に転職する方法について詳しくまとめているので、チェックしてみてください。
>>外資系にエンジニアとして転職するためには?給与やメリットを解説!
まとめ
今回は、TOEICのスコアはエンジニアの転職に有利なのかについて詳しく解説してきました。
外資系や海外転職を考えている方ではなくとも、TOEICを勉強して英語力をつけることで、海外の技術情報をそのまま手に入れることが出来るのは大きな力になります。
TOEICのスコアを伸ばして、エンジニアとしての市場価値を高めていく努力をしていきましょう。
転職・就職におすすめのスクール
-
DIVE INTO CODE
DIVE INTO CODEは、エンジニア界隈からも信頼が厚く、「悪い評判を聞かない」ことで有名なプログラミングスクールです。非常に実践的なカリキュラムが特徴的で、就職サポートの充実度もダントツの人気があるプログラミングスクールです。
-
ポテパンキャンプ
ポテパンキャンプは、渋谷に教室を構える、自社開発企業のみを就職先企業として紹介しているプログラミングスクールです。完全選抜制度を採用しているため、誰もが受けられる訳ではないですが、学習の質は、「現場レベル」と賞賛されるほど、素晴らしいです。
-
RUNTEQ
RUNTEQは、2018年からスタートした新進気鋭の優良プログラミングスクールで、非常に良質なカリキュラムと少数精鋭の学習スタイルが人気を呼んでいるプログラミングスクールです。
評価 おすすめポイント 新進気鋭の優良スクール 特徴 超実践的カリキュラム RUNTEQは、2018年からスタートした新進気鋭の優良プログラミングスクールで、非常に良質なカリキュラムと少数精鋭の学習スタイルが人気を呼んでいるプログラミングスクールです。カリキュラム内容の割に価格も低く、本気で学びたい全ての人におすすめです。
コメントを残す